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2010年 10月 28日
信濃毎日新聞社、良い本を出しています。執筆者に染色家の三代澤本寿、松本民芸家具の池田三四郎が名を連ねています。県内の当時は顧みられる事の少ない、大切に残していくべき民家を集めていますが、民家の性質上、現存するものはあまり残っていないのではないでしょうか?その中で松本の家を3点上げました。一番上の写真は、現在も立派にのこっている宮島耳鼻咽喉科医院です。松本城のお掘りの対岸にあります。明治42年竣工で、当時周りにはまだ武家屋敷も残っていたそう。棟の一番上、避雷針の先端は純金製!次のレンガ造りの建物もお城の近くで、明治26年竣工、外国人宣教師の住宅だったそうです。次は、折井正達家の独立書斎の写真。窓にはまるステンドグラスは1972年当時、折井家と旧開智小学校と大手2丁目の大沢写真館のみに残るめずらしい物だったそうです。旧開智小学校は文化財として現存していますが、あとの2つはもうありません。折井家のこの建物は松本貸店舗巾上のすぐ近所にあったはずなので、うっすらと覚えています。大沢写真館は中学の同級生の家ですが、当時は立て替え前の古い店舗のままのはずでしたから、見た事があると思うのですがまったく覚えていません。化石や縄文土器など、見つけて所有できる遺物には興味があったのですが、ただ眺めるだけの1世紀前の建築物の、所有する事のできないおもしろさに気が付いたのは、もったいない事にだいぶ大人になってからです。 東京に出て来たばかりの頃、宅地開発販売会社の展示即売会でアルバイトをしていた時に、そこの販売員に出身地を聞かれ、松本ですと答えたら、あそこは信濃毎日新聞がうるさいから、原野商法のような、いいかげんな不動産販売が難しいと言っていた事を今も覚えています。(えっ、このアルバイト大丈夫かなー?)と、思ったのと、信濃毎日新聞やるじゃん!と、少しうれしかったです。出版不況の現在ですが、信濃毎日新聞社の、この本のように残していくべき価値ある出版物を応援していきたいです。emptyに持って行きます。◎tezuka
by habaue433
| 2010-10-28 11:00
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